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庭の砂利の選び方|敷き方の基本とおすすめ砂利4選【お庭のカタログ⑧】

庭の砂利の選び方を解説するお庭のカタログシリーズのサムネイル

「土のままだと雑草が心配だし、コンクリートは味気ない」――そんな時に頼りになるのが砂利です。「お庭のカタログ」シリーズ第8弾となる今回は、庭の砂利の選び方を、敷き方の基本やおすすめの種類とあわせてご紹介します。

目次

砂利の敷き方は「防草シート+砂利」と「砂利のみ」の2種類

砂利の敷き方には、大きく分けて2つの方法があります。ひとつは防草シートを敷いてから砂利をのせる方法。もうひとつは防草シートを使わず、砂利だけで仕上げる方法です。

防草シートには、ビニール製の網目タイプと、不織布タイプ(「ザバーン」などが有名)があります。ビニール製は安価ですが、切り口がバラバラにほつれやすく、時間が経つと隙間から砂利が下に沈み込んでしまうことがあります。一方の不織布タイプは切り口が綺麗に仕上がるため、私たちガーデン工事部でもこちらをよく使っています。

防草シートを使わず砂利だけで仕上げる方法は、水や空気が土中に届きやすいというメリットがありますが、その分砂利の厚みを厚くする必要があります(シート併用なら4〜5cm程度に対し、砂利のみだと10cm程度)。厚みが増える分、事前に土を掘り下げる「すき取り」の量も多くなる点は覚えておきましょう。なお、このすき取り作業は砂利に限らず、レンガやタイル、石張りなど、新しい材料を地面にのせるあらゆる工事で必要になる基本の考え方です。

ワンポイントアドバイス:「防草シート+砂利にすれば雑草は絶対に生えない」というのは誤解です。シートは地面にピンで留めているだけなので少しずつ動いたり、家の基礎や境界ブロックとの継ぎ目に数mmの隙間ができたりします。10〜15年ほど経つと砂利の中に土埃が溜まり、そこから雑草が発芽することもあります。完全に防ぐというより、発生をぐっと抑える対策と考えておくと安心です。

価格帯で選ぶ、おすすめの砂利4選

砂利には非常に多くの種類がありますが、今回は価格帯別に代表的な4種類をご紹介します。

とにかく安く抑えたいなら「石灰砕石」

見積書では「白砂利」と表記されることもある切り込み砂利は、1平米あたり1,200円前後ととても経済的です。ただし色味が単調でワクワク感には欠けるため、人の目に触れるメインの庭よりも、住宅の狭いスペースなど人があまり通らない場所への使用がおすすめです。

和洋どちらにも使える万能選手「サビ砂利」

1袋2,500円前後(20kg入り)のサビ砂利は、鉄分を含んだ石で、水に濡れると色が濃く変化するのが特徴です。もともとは和風庭園でよく使われていましたが、洋風の庭にもなじむため、私たちも実際の現場で頻繁に使用しています。全国のカタログに載っている定番品なので、取り寄せもしやすい万能な砂利です。

洋風ガーデンの決定版「ゴールデンフリント」

イギリス産の「ゴールデンフリント」は1袋4,500円前後と高価格帯ですが、丸みのある形状と日本ではなかなか見られない色味、踏んだ時の高く澄んだ音まで、イングリッシュガーデンやナチュラリスティックガーデンにぴったりの逸品です。施工の際は大小の粒を8対2の割合で使い、大きい粒を先に敷いてから小さい粒を隙間に巻き散らし、最後に水をかけながら踏み固めると、粒同士が噛み合ってしっかり安定します。

カラーバリエーションが魅力の「バラスト」

黒・ベージュ・ホワイト・イエロー・ピンク・グレーなど豊富なカラー展開が魅力のバラストは、サイズもM・Sから選べます。ただし白系や淡い色は砂埃で汚れが目立ちやすく、真っ白な状態を保つのは難しいため、屋外の全面よりも、軒下や坪庭のような屋内的なスペースでの使用がおすすめです。

アプローチには不向き?「玉砂利」の正しい使い方

丸い形が特徴の玉砂利は、石同士が転がって滑りやすいため、実は歩くアプローチには不向きです。神社やお寺の参道に丸い玉砂利が敷かれているのは、人ではなく神様が通る道という意味合いがあるためで、人が歩くことは想定されていません。花壇の縁取りなど、可愛らしい雰囲気を演出したい場所での使用がおすすめです。

砂利の色は「すでにある色」を基準に選ぶ

砂利の色に迷ったら、外壁やアプローチのタイル、レンガなど、すでにお庭にある色を基準に考えるのがおすすめです。そこからあえてコントラストを効かせるか、同系色でまとめるかは完全に好みの領域なので、ご自身のイメージに合わせて選んでみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 防草シートを敷けば雑草は完全になくなりますか?

A. いいえ、完全にはなくなりません。シートの継ぎ目や境界部分のわずかな隙間から、年数が経つと雑草が発芽することがあります。発生を大きく抑える対策として考えるのがおすすめです。

Q. 防草シートを使わず砂利だけで敷いても大丈夫ですか?

A. はい、可能です。水や空気が土中に届きやすいメリットがありますが、シート併用時より砂利を厚く敷く必要があり、その分すき取りの量も増えます。

Q. 砂利は安いから選ぶものというイメージがありますが違いますか?

A. はい、それは誤解です。砂利は水や空気を通しやすく植物のすぐ近くまで敷けるという機能面のメリットに加え、石の形や色によってワイルドな印象にも可愛らしい印象にもできるデザイン面の魅力があります。コストではなく、あえて砂利を選ばれるお客様も多くいらっしゃいます。

Q. 玉砂利をアプローチに使ってはいけませんか?

A. おすすめしません。丸い形状のため石同士が滑りやすく、歩行には向きません。花壇の縁取りなど、鑑賞メインの場所での使用がおすすめです。

まとめ:砂利は「使う場所」と「予算」で選ぶのが正解です

今回ご紹介した砂利の選び方をまとめると、次のようになります。

  • とにかく安く:切り込み砂利(人目につかない場所向け)
  • 和洋万能:サビ砂利
  • 洋風ガーデンの決定版:ゴールデンフリント
  • カラー豊富:バラスト(白系は屋内的な場所向け)
  • 花壇の縁取りに:玉砂利(アプローチには不向き)

次回の「お庭のカタログ」シリーズでは、玄関まわりに欠かせないポスト(メールボックス)についてご紹介していく予定です。

八王子を拠点に外構・植栽工事を行うグリーンギャラリーガーデンズでは、こうした砂利選びまで含めて、機能性とデザイン性を両立したお庭づくりをご提案しています。「土のままの場所が気になる」という段階でも、お気軽にご相談ください。

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