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高木の選び方|常緑樹・落葉樹×日向日陰でわかるおすすめ4選【お庭のカタログ②】

高木の選び方を解説するお庭のカタログシリーズ第2弾のサムネイル

「シンボルツリーに何を植えればいいか、種類が多すぎて決められない」――お庭づくりのご相談で、とてもよくいただく声です。「お庭のカタログ」シリーズ第2弾となる今回は、高木の選び方を、実際におすすめの木とあわせてご紹介します。

前回の「植栽の基本」では、庭の植物が「植木(高木・中木・低木)」「低木」「下草」の3つに分かれ、高木は庭に空間をつくる役割を担うとお伝えしました。今回はその高木にフォーカスして、具体的な選び方とおすすめの樹種を深掘りしていきます。

目次

高木は庭の「顔」になる存在です

高木とは、5m以上に育つ木のことを指します。庭の中でもっとも背が高くなる存在だからこそ、家の外観の第一印象を大きく左右する、いわば庭の「顔」でありシンボルツリーです。

私たちがプランをご提案するときも、この高木をどう選ぶかで庭全体の印象がガラリと変わるため、時間をかけてお客様と一緒に検討する部分のひとつです。

高木の選び方は「常緑・落葉」×「日向・日陰」の掛け合わせで考える

高木の選び方としてまず押さえておきたいのが、次の2つの軸です。

  • 常緑樹か、落葉樹か
  • 日向を好むか、日陰(西日を避けたい場所)向きか

この2つを掛け合わせると4つのパターンができます。今回の動画では、それぞれのパターンごとにおすすめの高木を実際に紹介しているので、ここから順番に見ていきましょう。

常緑樹×日向のおすすめ「オリーブ」

常緑樹で日向を好む高木の代表格が、オリーブです。地中海原産で乾燥に強く、水はやや控えめが好相性。日向であればとても丈夫に育ちます。

成長のイメージとしては、植えてからしばらくは緩やかで、「高木はまず3年で根が張る」とよく言われます。そこから一気に成長が加速していくタイプなので、最初の数年は焦らず見守っていただくのがポイントです。

オリーブを選ぶときのコツは、枝葉ではなく「幹(株元)」の状態を見て選ぶこと。オリーブは枝ぶりがすぐに変化してしまうため、株元がどっしりしているかどうかが、その後の育ちやすさの目安になります。若木のうちは風で倒れやすいので、支柱を立てておくと安心です。

常緑樹×日陰のおすすめ「ソヨゴ」

日陰でも育てやすい常緑の高木としておすすめなのが、ソヨゴです。成長スピードがゆっくりで、剪定もほとんど必要ないほど手間がかからないのが魅力です。

日陰を好む樹種は、自分の身を守るように葉をつける傾向があり、シマトネリコやキンモクセイなどにも共通する特徴です。風に揺れるしなやかな枝ぶりも、そよごならではの魅力のひとつです。

ワンポイントアドバイス:高木には「山取り」(自生地から採取した木)と「畑物」(生産地で育てられた木)があります。山取りの木は幹の模様や風合いに個性が出やすく、栃木県や岩手県などが産地として知られています。同じ樹種でも表情がかなり違うので、実際に現物を見て選ぶのがおすすめです。

落葉樹×日向のおすすめ「アオダモ」「アオハダ」

落葉樹で日向向きの高木としては、アオダモとアオハダの2種類がよくおすすめされます。

アオダモは成長がゆっくりで、姿形が大きく崩れにくいのが特徴。山取りのものは幹に白い模様がくっきりと出やすく、それが人気の理由のひとつになっています。

アオハダは、高木では珍しい黄緑色の葉(オーレア)を持つ樹種で、こちらもお行儀よく整った樹形が魅力です。株立ち(根元から幹が複数立ち上がるタイプ)と1本立ちのどちらの流通もあるので、庭のイメージに合わせて選べます。

落葉樹×日陰のおすすめ「ヒメシャラ」

最後は落葉樹×日陰の組み合わせで、ヒメシャラがおすすめです。ただしここでの「日陰」は、正確には「西日を避けたい場所に向いている」という意味合いです。ヒメシャラは西日にやや弱い性質があるため、西向きの窓辺などに植えると葉が傷みやすくなります。

あるガーデンデザイナーのご自宅では、西側に植えたヒメシャラをウッドデッキや他の高木でうまく囲うことで西日を和らげ、8mの高さまで立派に育っている実例もあるそうです。植える場所と周囲の環境次第で、大きく育てることも十分可能です。

ちなみに動画内では、イングリッシュガーデンの定番として知られるスモークツリーも紹介されていました。うどんこ病になりやすいという弱点はありますが、それも味わいのひとつとして楽しむ、というのも一つの考え方です。植物には完璧な「正解」があるわけではなく、それぞれの個性とどう付き合っていくかも庭づくりの醍醐味です。

よくある質問(FAQ)

Q. 高木の選び方で、まず何を基準にすればいいですか?

A. まずは「常緑樹か落葉樹か」「日向向きか、西日を避けたい場所向きか」という2つの軸で考えるのがおすすめです。この掛け合わせで4パターンに整理すると、候補がぐっと絞り込みやすくなります。

Q. オリーブは初心者でも育てやすいですか?

A. 日向でしっかり日が当たる場所であれば、比較的育てやすい高木です。水やりは控えめで大丈夫ですが、若木のうちは風で倒れやすいため支柱を立てておくと安心です。購入時は枝葉より幹(株元)の状態を見て選ぶのがコツです。

Q. 日陰の庭でも高木は植えられますか?

A. はい、そよごのように日陰でも育てやすい常緑の高木があります。成長がゆっくりで剪定の手間も少ないため、日当たりに不安がある場所にもおすすめできる樹種です。

Q. 山取りの木と畑物の木は何が違うのですか?

A. 山取りは自生地から採取した木で、幹の模様や樹形に個性が出やすいのが特徴です。畑物は生産地で計画的に育てられた木で、形が整いやすい傾向があります。どちらが良い悪いということではなく、庭のテイストに合わせて選ぶのがおすすめです。

まとめ:高木の選び方は、暮らし方に合わせて考えるのが正解です

今回ご紹介した高木の選び方をまとめると、次のようになります。

  • 常緑樹×日向:オリーブ
  • 常緑樹×日陰:ソヨゴ
  • 落葉樹×日向:アオダモ・アオハダ
  • 落葉樹×日陰(西日を避けたい場所):ヒメシャラ

次回の「お庭のカタログ」シリーズでは、高木よりもう少しコンパクトな中木・低木について、具体的なおすすめをご紹介していく予定です。

八王子を拠点に外構・植栽工事を行うグリーンギャラリーガーデンズでは、こうした高木選びも含めて、お客様のお庭の環境や暮らし方に合わせたご提案を大切にしています。「うちの庭にはどんな高木が合うだろう」という段階でも、お気軽にご相談ください。

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